東京都が警報を発令!流行が広がる「りんご病」の症状と対処法まとめ
2015/07/03

東京都が警報を発令!流行が広がる「りんご病」の症状と対処法まとめ

幼稚園や保育園で、よく耳にする「りんご病」。身近な病気だけにあまり気にしていませんでしたが、実は、東京都で流行しているのをご存知ですか?

東京都は6月25日に、小学校入学前後のこどもを中心に感染するウィルス感染症「伝染性紅班(りんご病)」の患者数が警報基準を超えたとして、都全域に流行警報を出しました。1977年に調査を開始してから、警報を発令するのは初めてだというから、どれだけ流行しているのか、ちょっと不安になってきますよね。

そこで今回は、そんな「りんご病」の症状や対処法をおさらいしておきたいと思います。

【どんな病気?】5〜9歳くらいのこどもがかかりやすい病気

正式名は「伝染性紅班」で、春先に流行します。5~9歳がもっともかかりやすい年齢ですが、0~4歳もかかることもあります。潜伏期間は7~16日で、発疹がでた時には、感染力はありません。

【症状は?】両頬が、りんごのように真っ赤に!

まず最初に、両頬に蝶の形をした、りんごのような真っ赤な発疹があらわれます。発疹は少し盛り上がった鮮やかな赤い色になり、かゆみも伴います。最初は斑点状ですが、1~2日経つと腕や足の外側にもあらわれてきます。発疹同士がくっついて広がるので、レース状の網目模様に見えるのが特徴です。発疹は3〜4日目がもっとも鮮やかになります。

熱は出ない場合が多く、出たとしても微熱程度で、まれにせき、頭痛、のどの痛み、関節痛を訴えることがありますが、多くは発疹以外に症状は出ません。

【自宅での対処法は?】かゆみなどの対処療法のみで大丈夫

症状としては、軽くすむことが多く、こどもが元気ならば心配することはない病気ですが、伝染するので一度診察を受けましょう。

日光に当たったり、入浴すると、発疹がぶり返したり、かゆみが強くなることがあるので、発疹が出ている間や治りかけのころは直接日光にあたることや入浴することは避けたほうがいいかもしれません。

【注意点】妊娠初期の妊婦さんは感染に注意して!

妊娠12~20週の妊婦さんが感染すると、胎児が胎児水腫という重い貧血になったり、身体に水膨れが広がったりすることもあり、妊娠のごく初期に感染すると流産する可能性もあるそうなので、ご注意を。

引用元:主婦の友社刊 『最新 赤ちゃん・子ども病気百科』より

基礎知識があれば、こどもにとってはあまり怖くない病気のようですが、妊娠初期の大人には要注意なのですね。大人にはあまりなじみのない病気なので、妊娠初期のお友達にはぜひ教えてあげてくださいね。みなさんも、くれぐれもご注意を!

執筆者プロフィール

hahacoco編集 K

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「やだよー」が口癖...。イヤイヤ期真っ盛りの2歳の男の子を持つ、hahacoco編集者。子育てママ&こどもが元気に笑顔になれるような、情報を発信していけるよう日々精進中!

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